自然の恵みで、赤色を出すのに適した素材として、ラックがあります。
日本ではコチニ−ルの名前で知られていますが、僕の中では、コチニ−ルは
あくまで色素の名前であり、素材の名前とは区別するべきと考えています。
そのラックなのですが、木に寄生するカイガラムシが出す樹脂状の分泌物
でありますが、北タイでも数は少ないですがそれを生業としている人が
居るようです。
そのラックを細かく砕いて袋に入れ、お湯に浸せば、見事な赤色の色素が
出てきます。結構簡単に見えますが、実際にはムラにならない様に染める
ためには、かなりの注意が必要です。実際に染め上がった服は、赤色
ではなくピンク色で、ラックの質、染めの時期、水の量などで、色の濃淡は
変化します。

