- 2008/01/31(木) 18:55:00|
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今日も新作の紹介をしたいと思います。一つはケープ付きのシャツ
です。スタンダートなバイアスシャツにロングネック、それに
ケープを付けてみました。今までの機能性にデザイン性を追加して
みました。生地自体はヘンプですし、ケープが付いているので春先
以降に良いかもしれません。
そしてもう一つは、前々から言っていたバッグです。幾つかの生地
を合わせて作ってみました。
- 2008/01/29(火) 21:54:17|
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試行錯誤の結果、そこそこ納得のジャケットが出来上がりました。
このジャケットは、中国ボタン仕様で、襟が首に沿うようバイアス
裁ちになっていて、ボディーのラインを表現したかったので、前後の
身頃も8枚ハギになっています。
それに加えて、合わせの前身頃のパーツは二重で、ヘンプの芯も入って
いますし、後身頃も少しだけ見返しも付いています。
実際にはラインはあるけれどもピッタリではなく、ゆとりはある感じです。
そして今回は今までのジャケットに比べて、アームホールを気持ち
小さめで、袖口も少し狭く、袖自体も以前より気持ち細めにしてみました。
ちなみにこの写真の素材は経糸が絹で横糸が綿です。絹糸のやわらかくて
あったかい感じと、手撚りの綿糸の優しさが絶妙なハーモニーです。
是非一度この素材、試しに肌に合わせて見て下さい。気持ちいいですよ。
今回は、同色で違う素材のヘンプ地の巻きスカートと合わせてみました。
この組み合わせもなかなかシック感があって良いのではないでしょうか。
今後もこのジャケットは色々な色や素材で作ってみたいと思っています。
- 2008/01/27(日) 22:45:53|
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ボタン付けとボタンホール、これらは僕達夫婦の仕事です。いや、
これが実に大変な仕事なのです。ボタンホールに関しては色々
試したのですが、自分達の素材にバッチリ合ったのが、日本の
職業用ミシンに専用アタッチメントを付けて、二重に縫うという
方法です。
これは僕の仕事なのですが、自分で言うのもあれですが、結構大変
です。ちなみにこのミシンは日本から持ってきたものです。
タイにもボタンホールを縫えるミシンはいくつもあるのですが、
出来上がりが固くなってしまったり、縫いが甘かったりとしっくり
来ません。手織りの素材は洗うと柔らかくなりますので、ボタン
ホールはしっかり縫いたいものですが、固すぎると、素材の感じを
ダメにしますし、結果として日本の職業用ミシンが良かったのですが、
電圧の違いなどもあったり、アタッチメントですので、納得の出来る
仕上がりにならなかったのですが、二重に縫う事でそれなりに
仕上げる事が出来ましたが、その分時間も掛かります。
その効果としては、多少ほどけたとしても、二重ですので安心です。
ジャケット、コートの場合は三重です。
そしてボタンホールに関して、僕達の工夫を説明しますと、バイアス
の生地の場所にボタンホールを縫う場合には、内側にヘンプの生地を
糊で貼り付けますし、前開きの場合などは、芯にヘンプ地を入れるか、
開きの幅分を余分に縫い代として確保し、その分を織り込む方法を
採っています。
そしてボタン付けは妻の仕事です。tomoの服はボタンが多いデザイン
が多いですので大変です。それに人それぞれで同じ方法でも仕上がり
が微妙に違います。僕の妻は固く仕上げますが、使っているうちに
柔らかくなるのを想定しての仕上げ方です。実際に手織りの素材の
服では、ボタンホールやボタン付けが甘い服を見てきました。
ですので僕達にはそれなりのこだわりはあります。ボタンホールや
ボタン付けは最後の仕上げですので、折角の服が台無しにならない
様に、これからも気をつけて進めて行きたいものです。
追伸
どうやらブログの機能を熟知していなかったために、過去にコメント
を下さった方のアドレスがIP禁止に設定されていました。もし
コメントを送ろうとしたのに送れなかった方には深くお詫び申し上げます。
是非再度送って下さいね。問題は解決致しました。全然関係ない
コメントを送ってくる方も居るので、そんな事になってしまい
ました。それから読んでくださった皆様、どんどんコメント下さいね。
お待ちしています。
- 2008/01/25(金) 23:55:22|
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タイには伝統医学において、病気やケガを治すために使われる薬草
(ハーブ)をサムンプライと呼びます。
実際にはハーブと言っても種類は幅広く、果物や野菜などもサムン
プライに入ります。その中でタイで草木染めに使われる素材をいくつか
紹介したいと思います。
まず、ウコンの根茎です。胃腸を整えたり、二日酔いに効いたりしま
すが、布を染めることが出来ます。色は黄色です。
それからアンチャンの花です。タイではシャンプーに使われ、髪に
栄養を与える成分が含まれています。花自体は紫ですが、染めると
薄い青っぽいグレーという様な色になります。僕はシルクを染めた
布しか見たことがありませんが、きっと綿なんかだと染まらないの
だと思います。
その他にはマンゴスチンの皮汁です。皮の色は赤っぽい紫ですが、
染めると黄色になります。パイナップルの木の葉も染めることが
出来ます。色は緑になります。
コブミカンの果汁やタマリンドの果実などもph調整に使われたり
しますし、コショウの根も黒く染まるみたいです。実際にはまだ
まだ色々あるみたいです。
今書いた中には実際に染めを見たことのないものもありますが、
実際にタイで染められている素材らしいです。僕の知る限り、
タイの草木染めは、植物の葉や実、木の心材、樹皮などが多いと
思います。
それから植物ではないですが、赤を出す素材がないので、ラック
(カイガラムシ)を使っている所も多いみたいです。
それと、追加ですが媒染にタイの地下水や泥を使って、色を沈ませる
場合もあります。タイの土壌は鉄分を多く含むため、その効果は抜群です。
草木染めは一色ではそこまで魅力は出ませんが、色々な色の糸を
幾つか使うことで、魅力のある布に仕上がります。実際に染める
素材が絹、綿、麻では同じ素材で染めても色の濃淡が違いますし、
もっと綿密に言いますと、湿度、温度、素材の状態、時期などでも
色の濃淡は変わります。いつも染める側からは、見本と同じ色は
ビッタリには出来ないと前置きされます。
でもそれでいいんです。その時にしか出せない色で、その状況
で生み出された布に合わせて形を起こすのが、僕の仕事です。
それと、欲しい色とは違う色だとしても、価値は同じです。それを
上手に料理してあげられることが出来るかどうかが僕の力量だと
思っています。
最高の素材でしか料理しない料理人より、最高じゃない素材でちゃんと
ある程度以上に仕上げられる料理人の方が、僕は優れていると思います。
自然に逆らわず、むしろそれを生かす居場所を作ってあげたいです。
- 2008/01/24(木) 21:54:53|
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tomoの服の生地は綿、麻、絹の素材もしくはそれらを掛け合わせて
作っています。掛け合わすと言いましたが、ちょっと説明させて下さい。
掛け合わしも色々あるのですが、「経糸に麻、横糸に綿」や
「経糸に絹、横糸に麻」だったり、実際には色々あります。
中には「経糸に絹と綿を交互に、横糸に麻」などというのもありす。
基本的にはどんな組み合わせや配分でも可能なのですが、例えば経糸
に切れ易い手撚りの糸や絹などを用いますと、数段に織りは難しく
なってしまいます。理由は、経糸の張りを均一に保つために一定の
テンションを掛けますし、打ち込みの時に少しでも経糸に負荷が
掛かると糸が切れてしまいます。切れた糸を繋ぐと節が出来ますで、
手織りの布では切れ易い素材ほど節が多く出来ます。
僕はそうゆう手仕事の跡の残った布が大好きです。切れた糸を結び
直すという行為もなんだか愛情を感じます。布を見るだけでその人
の性格まで見える様な気がするのも、決して言い過ぎでもない気が
します。繊細な素材を丁寧に織り上げた布は本当に綺麗です。
僕らの生地を織って下さっている方達は絹が得意な人達ですので、
綿や麻の素材でも、とっても丁寧に織り上げてくれます。
僕が求める布は、決して高価な布という訳ではなく、自分の愛する
子供のために、母親が愛情を込めて丁寧に織り上げる、そういった布です。
それらは決して豪華ではないかもしれませんが、たっぷりと時間と
愛情を掛けて出来上がったものです。
僕達みたいな無名に近い様なブランドでもスタートからそこそこ
やって行けているのも、きっとその価値が布から滲み出ているから
だと思います。
僕が手作りにこだわっているのも、そういった手の仕事の跡から滲み
出る愛情を、少しでも感じていたいですし、感じて頂きたいという
想いからです。
人の時間と愛情、これ以上贅沢なものが他にありますでしょうか。
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